ホームページをご覧の皆さまへ
日本赤十字労働組合
中央執行委員長
長野 裕幸(ナガノ ユウコウ)
ホームページをご覧になった皆様お疲れ様です。
日本赤十字労働組合の中央本部執行委員長の長野裕幸です。
日赤労組の組合員の皆様方におきましては、日頃の日赤労組の組合活動に
ご理解、ご協力をいただきましてありがとうございます。
ホームページ上で甚だ失礼とは存じますが心より御礼申し上げます。
令和3年4月1日より本部専従として、
茨城県水戸市から東京の本部事務所まで遠距離通勤をしながら、日々の業務に奮闘しております。
令和2年1月30日に日本赤十字本社は、
「限りある原資の効果的な活用」「適正な人件費の確保」「魅力ある職員処遇」という
3つの視点からRプランを提案してきました。
このRプランは退職金や俸給表、諸手当をメインにその他多岐にわたる改悪するものであり、
しかもこれらの改悪をすべてひとつのパッケージにして、
令和3年4月1日よりスピード感をもって実施したいという提案でした。
日赤労組としては、昨今の医療施設の経営状態を鑑みて、
全面反対をするわけではなく、協議した中で反対すべきは反対し、
合意できるものは認めるという姿勢を貫き交渉を続けてました。
令和2年12月16日に中央労働委員会にあっせんを申請し、
提案されたもののうち一部は改善できたものの、
残念ながら提案の一部が令和3年4月1日より施行されました。
しかし、残された提案についても本当に合理性のある内容なのか、
粘り強く労使協議していく所存です。
現在、コロナ第4波の波が増大しています。
日赤の医療施設、福祉施設、血液センターで勤務されている皆さんやご家族にも大きな影響を及ぼしています。
私自身、令和2年12月の新型コロナ第3波で急激に需要が増した人工呼吸器管理の際に新型コロナに感染しました。
病院機能を止め、スタッフに罹患させ、患者さんに大きなご負担をかけてしまったことで、
精神的に身体が耐えられず、症状悪化して入院生活を送りました。
未だに後遺症と闘っておりますが、皆様方にはこんな経験をして欲しくないと強く思っております。
日赤本社は、こうしたコロナ禍で奮闘する日赤職員を認識していると言いつつも、
Rプランは躊躇することなく粛々と推進しています。
私たちは組合員のひとりひとりの意見や要求を背負って粘り強く交渉に臨みます。
また、Rプランに不安感や危機感を持って日赤労組のホームページをご覧になった皆様方も、共に闘いませんか。
是非、皆さんの声をお聞かせください。よろしくお願い申し上げます。
日本赤十字労働組合
中央書記長
佐々木 伸樹(ササキ ノブキ)
日赤労組のホームページを訪問して頂き、ありがとうございます。
平成31年4月から本部専従となり、現在は中央本部書記長を務めています。
私が昭和58年(1983年)に川崎赤十字血液センターに入職した当時、職場に労働組合がありませんでした。
社会人として初めての会社ですから、会社から説明された賃金や勤務時間などは、
「社会としては普通のこと」として疑問に感じることなく受け入れて働いていた記憶があります。
数年後、職場の同僚から「横浜日赤病院や神奈川血液センターには労働組合があり、
待遇にも大きな違いがある」という話を聞き、
同じ日赤の職員なのに「なぜ違うのだろう」という小さな疑問が「労働組合」を意識する最初のキッカケだったと感じています。
その後、日赤労組の方々の助けを受けながら職場の同僚16人と組合結成の発起人となり、日赤労組川崎センター支部を結成しました。
組合結成後は、他の施設と比較して明らかにおかしい労働条件の改善要求をしてきました。
労働組合があれば全てにおいて上手くいく、解決する訳でないことも実感しています。
しかし、個人で声を出すより、仲間と声を出すことに意義があり、
労働組合があることで職場環境が少しでも良くなり、
仕事に対する意欲が湧いてきたことを今でもハッキリと覚えています。
いま、日赤では給与構造改革と称するRプランが本社から提案されています。
労働組合が無ければ、本社の提案どおりり改悪が進行するでしょう。
また、Rプランに限らず、職場ではいろんな問題が存在しています。
でも労働組合があれば、皆さんの職場の中でも施設や本社に意見を述べ、要求をし、協議することができます。
少しでも働きやすい職場にするために皆さんが日赤労組の扉を叩いてくれることを楽しみしています。