「Rプラン」…賃金制度の大改悪!
日本赤十字社は、2020年1月30日の団体交渉において、
給与制度を抜本的に変える、「Rプラン」を組合に提案してきました。
その内容は!
「Rプラン」とは 、
Renovation:リノベーション(改革・再生)と、
Rebuilding:リビルディング(再構築)を
Reiwa:令和に実施するということを掛け合わせた、
本社の造語です。
賃金制度改革の目的は!
世間並みの処遇を確保するため、俸給表自体は国家公務員のものを使用していますが、
具体的な賃金のあり方は、
勤務評価を基本とする、民間型の賃金体系への大転換です。
本社は、考え方の基本として次の3つを示しています。
①限りある賃金原資の効果的な活用
例)看護師などへ資格手当、扶養手当支給基準の変更
②適正な人件費の確保
例) 退職金支給率の減額、俸給の減額、特殊勤務手当一部廃止、休日勤務手当廃止、持ち家手当の廃止等
③魅力ある処遇
例)新勤務評定による昇格昇任制度
実態は従来の賃金体系の否定
3つの考え方の基本をみれば、
Rプランの中身は、従来の職歴や経験の年数を基礎とする賃金体系を否定し、
「上級幹部の優遇」「一般職員の低賃金化」「チーム医療から個人評価へ」へと、
改悪する内容です。
本年度は正念場
日赤本社は、これだけ大掛かりな賃金体系の改悪を、
たった1年の短い期間で導入にこぎつけようとしています。
日赤労組は、「個人よりチーム」を基本とした職場の実現に向けて、
本社と粘り強く交渉を続け、
この賃金体系の改悪に強く反対する運動を展開していきます。
Resistance:レジスタンス(抵抗)
Request:リクエスト(要求)
Reverse:(逆転)
日赤労組はこの「逆Rプラン」で闘います。